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ネズミの角砂糖 [物語詩]

ネズミの角砂糖

ネズの角砂糖部屋は
白い積み木
重ねた甘いおもちゃ箱の家

ときどきほろほろこぼれる
雪のような砂糖の粉を
あーんと口を開け食べると
純白の粉雪にかこまれた
甘いしあわせ
まんまるい気持ちの
雪だるまネズにだってなれる

お茶やお菓子を
甘いしあわせに変える
白い魔法にネズたちは
大切な角砂糖を
白い四角いなつかしい
ふるさとの家に変えて

前歯のうしろに
時をきざんでいく




※土曜日、若草山の山焼きで心ごと焼かれました。大仏ちゃんはいつ見ても和みのお方。           ※日曜日、石清水八幡宮で、鬼やらいという前節分へ。赤鬼、緑鬼が豆にやられていました。
若草山焼き.jpg鬼やらい.jpg

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