無花果 [現代詩]
無花果
無花果の干したのを持ち歩き
長い散歩に出る
困難で難解な迷い道も
いばらの絡まる草ボウボウも
どうにか足が前に出れば
進んで行ける
無花果を口にして
しばし
樹木の木陰で足を休める
息を吸い込み空を仰ぐ
フィトンチッド
森林の香りに
傷つけられた心も
おだやかになり
無花果に助けられ
世の中の長い散歩へ
無花果の干したのを持ち歩き
長い散歩に出る
困難で難解な迷い道も
いばらの絡まる草ボウボウも
どうにか足が前に出れば
進んで行ける
無花果を口にして
しばし
樹木の木陰で足を休める
息を吸い込み空を仰ぐ
フィトンチッド
森林の香りに
傷つけられた心も
おだやかになり
無花果に助けられ
世の中の長い散歩へ
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