旧式新式電車 [現代詩]
旧式新式電車
恐ろしく軋んだ音のする地下鉄が
ホームへ耳障りに入ってきた
旧式は間もなくおさらばする
最新の電車が現れたのだ
昔々の人々が
初めて汽車に乗ったとき
靴を脱いで裸足で乗り込み
靴を置いてきぼりにする
乗客の話を思い出した
先入観だらけで滑稽な仕草が
しばらく続いても
新しいものに馴染むまで
時間はそう掛からない
新式の電車に出会う日
また新たに人々を戸惑わせ
次第に慣れる日々が訪れてゆく
旧式が新式に覆いつくされ
新型の怖ささえ忘却の彼方へ
走り去ってゆく
恐ろしく軋んだ音のする地下鉄が
ホームへ耳障りに入ってきた
旧式は間もなくおさらばする
最新の電車が現れたのだ
昔々の人々が
初めて汽車に乗ったとき
靴を脱いで裸足で乗り込み
靴を置いてきぼりにする
乗客の話を思い出した
先入観だらけで滑稽な仕草が
しばらく続いても
新しいものに馴染むまで
時間はそう掛からない
新式の電車に出会う日
また新たに人々を戸惑わせ
次第に慣れる日々が訪れてゆく
旧式が新式に覆いつくされ
新型の怖ささえ忘却の彼方へ
走り去ってゆく
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