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フタコブラクダ [物語詩]

フタコブラクダ

フタコブラクダの
コブに挟まれ
ゆらりゆらり進む砂漠は
淋しい狭間に滑稽な光景
月が砂漠を照らし
苦しくてもお道化た
不思議な感覚

生きていくには
フタコブラクダを胸に
飼っているといい
泣き笑い滑稽を繰り返すと
ほんの少し苦みを忘れる

砂漠を進むような重い日も
フニャラユラユラ
フタコブラクダのコブに挟まれ
ゆらゆら進むその滑稽さが
柔らかい笑みに変わってゆく




※ラクダって、見たり思い出すだけで、なんかユニークで可笑しい。
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