架空の行方 [物語詩]
架空の行方
草食動物の匂いがすると思ったら
野外動物園に飛ばされていた
湿気を含む水曜日だ
アンクル・ウォーターの仕業に違いない
水より透明な
いたずら好きのこのおじさんは
いつも度が過ぎるのだ
水曜日には魔法を使い
木曜日にはパイを焼き
金曜日はおわびのお茶会だ
南国のパインじいさんが嘆くのも無理はない
何のために魔法を習わせたんだか
ろくなことに使いよらん
パイン頭をふって畑に雷を落とす
おかげで畑は実り多いのが不思議
ぼくはこの酔っ払いの
ペテン師たちを驚かすため
こっそり錬金術を学び
魔術師学校を建てるんだ
今日はせっかく飛ばされて来た
動物園に住むものたちと
話をする術を研究しよう
こんちには
ハロウ
*&%#?
耳がピクリ動いた!
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