さようならからはじまる [現代詩]
さようならからはじまる
別れをどちらから切り出したか
今はもう覚えていない
あらがうことはやめ
時間の経過を
辛抱強く待ち
ようやく
さようならが聞こえてくる
似たような出会いが
また繰り返されることは
目に見えている
しみじみと泣き笑い怒り
やがて
自由の切符を手に入れたお互いに
「さようなら」
と
はじまりの足音を鳴らす
※まるで、人と人の別れみたいだけれど、私と菌との別れのうた。きつかった、傷ついた心みたいに。
※1/14はべっぴんさんのイベント会へ。高良くんに会えたのがうれしかった。そしておみやげも!雪を蹴飛ばし全国から来られてて、すごい!1月29日に放映されます。
2017-01-14 09:00
コメント(2)
インフルエンザから帰還、おつかれさま! きつい時間の後で、こんな愛すべき詩が書けることにBravoです。ちょうど「人との別れ」について振り返ることがあったりして、しみじみ心に響きました。
by ひろりんご (2017-01-14 09:43)
ひろりんごさま、コメントありがとう!書いてよかった、むくわれます。
「人との別れ」気になる。
by 兎座 (2017-01-14 18:53)