カステラ屋 [物語詩]
カステラ屋
カステラ屋のヴェランダにいた
丸顔猫と目があった
まるまるふっくら菓子みたい
ころころ転げて
ヴェランダ飛び出さないか
はらはらするが
ながめのいいこの場所が
気に入ってるみたいだ
遠くをながめ
近くをながめ
今日も丸顔猫は
一階のいい匂いをさせた
カステラ屋の上で
未来のことは気にしない
いまこの時をふっくら
まるまる
※昨日からはじまった、BSプレミアムの昨夜のカレー明日のパン。夜の病院帰りのパン屋さんで泣けた。猫抱いてるみたい、と食パンの温かさが伝わります。
タグ:昨夜のカレー、明日のパン
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