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憂鬱 [物語詩]

憂鬱

サラサラ雨しとしと雨ザーザー雨
降る雨に身をゆだねると
灰雲に包まれた憂鬱が顔を出す
ー出てこなくていいよ
ーたまにはこさせてよ
そうして分身は現れ
憂鬱の雨をぼんやりふたりで眺めた

やがて
雲に切れ間ができ
青空がかすかにのぞいて
光のはしごがかかると
ーじゃ
憂鬱は光のはしごを
すーっと昇り
雲に透けて消えていった
あとは
広がる浮雲の晴天

憂鬱が去る
光る雲.jpg



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コメント 2

クローヴ

私の今の憂鬱も、
光のはしごを すーっと昇り 雲に透けて消えていって
ほしいです(^^;
by クローヴ (2011-10-02 20:49) 

兎座

グローブさんの憂鬱が、透けて消えて心が晴ればれしますように。
by 兎座 (2011-10-02 21:19) 

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