鳥瞰飛行 [現代詩]
鳥瞰飛行
ちぎった雲を
くちばしにはさんで
羽根を広げた鳥が宙を飛んでいる
目で追いかけていると
立ち昇る雲と一緒に
ふわっと空へ
地球のまるいかたちが
目に飛び込んできた
みるみるうちに
宇宙まで来てしまっていた
青く美しい地球を眺めていると
飽きることなく何年も経ちそうだ
宇宙空間では年を取らないが
地球に戻ると浦島
美しい眺めを後にした
昨日までの世界観がガラリと変わり
宇宙飛行士のひとりが
詩人になったように
心は鳥になって飛びまわり
今しっかりと
大地の素晴らしさを踏みしめる
2011-07-10 15:08
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コメント(2)
地上から空を眺めているとやはり雲が流れたり、雲が形を変えたり
どこまでも青い空が見えたり自分の存在が小さく感じられたり
飽きることありません。
by いっぷく (2011-07-11 20:52)
いっぷくさま。今日は、空を覆うくらいものすごい入道雲を見ました。
その夜、雷雲になって大俄雨。雲はすごいです。
by 兎座 (2011-07-11 21:45)