空と水 [物語詩]
空と水
水のうねり
こだまする小波
しぶきの滴言葉が
一粒一粒瞳を包みこむ
ふと
視線を感じる
かっぱが淀みから顔を出していた
向こう岸からじっと見つめると
かっぱはどきっと観念して
カメを抱え河原に上がる
ぼくはハトの背に乗り
水の上を飛んだが
かっぱと話したくて降り立つ
空中と水中を超えた物語
ハトとカメは
ほっこりひなたぼっこ
目をつむり聞き耳を立てる
空と水のあいだで
※最近読んだ本:尼僧とキューピッドの弓 多和田葉子 講談社 詩的な異国の静寂
2010-10-23 07:00
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コメント(2)
おお、カッパちゃん!
遠野でもカッパちゃん見ました。
見たのであって、会ったわけではないところが残念。
私もひなたぼっこしながらカッパちゃんとお話してみたいです。
by ゆきねこ (2010-10-23 18:58)
遠野のかっぱちゃん!水木しげるサンも旅してるのTVで見たけれど、
かっぱちゃんと、話はずんでそう!
by 兎座 (2010-10-23 20:07)