時を超える [浮遊詩]
時を超える
町の本屋さんの中庭に
ブランコのあるカフェがあった
未来やSFを読んで揺れる人は
時空を超え夢を持ち帰って来た
過去を読む人はぐるんと一周し
心が揺さ振られて涙と共に若返る
隣のブランコは
いま江戸から戻ったらしい
立ち居振る舞いがサムライ
続きの歴史物の本棚へ
目を輝かせ向かって行った
読書は空間移動の宝庫だ
越えられぬものなど何もない
日常をはるかに超え
家路へ着く頃には心さえ化学変化
想像で時は超えられるのだ
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想像で時を越えられる、まさに読書の魅力もそこにありますね。
読みたい本がたくさんあってきりのない世界のようです。
by いっぷく (2010-08-06 22:40)
読みたい本は、次から次へと現れて、本屋さんに行くとうれしい悲鳴。想像力は自由自在に旅もできて楽しいですね。
by 兎座 (2010-08-07 00:11)