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鳥ボタン [物語詩]

顔黒ss.jpg
鳥ボタン

夕ぐれの帰り道を歩いていると
羽根を広げた鳥が降りてきて
ボタン穴にパチンと留まったものだから
鳥ボタンのコートになった

草原に土手に公園に立ち止まると
鳥が近寄ってくることがある
かれらは鳥ボタンの親族なのか
鳥らに近づくと
さっと飛び去り影形もない

鳥ボタンが
コートを羽ばたかせて
飛べる日がいつか来るといい


タグ:ボタン
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コメント 4

アヨアン・イゴカー

鳥ボタン、好いですね!私も欲しいです。
by アヨアン・イゴカー (2010-04-29 00:18) 

こっとん

兎座さんの物語詩は、独特の世界観が流れていて、それが私には心地よくて好きです。
この詩もいいですね。鳥ボタン、私のコートにも欲しい…。
リンクもありがとうございました!
by こっとん (2010-04-29 10:14) 

兎座

アヨアン・イゴカーさま。鳥ボタンで空を飛びたいですね!
by 兎座 (2010-04-29 15:03) 

兎座

こっとんさま。ありがとうございます。まだまだ知られていない、少年詩の世界も広げていきましょう。
by 兎座 (2010-04-29 15:05) 

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