手作りマスクとアマビエの絵
会社は自宅待機で、マスクを作ったり、アマビエの絵を描いたり、読書と詩。の日々です。 最近読んだ本は、今村夏子さんの、木になった亜紗。(文藝春秋) 文章中のたったの一行が、心の琴線に触れ、嗚咽してしまいました。3篇とも衝撃的過ぎて、しばらくほかひとの読む本がかすれてしまったほど。 久世光彦さんの、「あの人」のこと(河出書房新社)を読みはじめました。懐かしいひとたちの裏話が聞けて、ほろほろします。 今村さんを読む前に、東野圭吾さんのクスノキの番人と、凪良ゆうさんの流浪の月、読みました。 あっ!という間に読んでしまうので、もったいない! 伊坂幸太郎くんの新刊はまだ出ない?20の短編のifはよかったな。 5月の連休頃には、ブログに詩を載せます。 詩の本 ココア共和国4月創刊号と5月号に詩が掲載されたので、良かったら読んでください。
火星の休暇
火星の休暇
火星がビルの屋上に
腰掛けている
まるで
魔女の腰掛けに座るように
地球に大接近した火星は赤く
きらきら涙雫のように瞬き
遠いはずの星がとても近くに感じる
ゆるやかにのびた流星を
まぶたで捉え
星とふたり静かに眺める
やがて
遠くへ旅立つであろう
火星の孤独を
休暇が過ぎても
青い記憶でなぐさめられれば
※最近読んだ本:ハムレットQ1 シェイクスピア 光文社古典新訳文庫 ※最近観た映画 オデッセイ 火星に取り残される話。水を作りジャガイモ植えたりして、孤独感はなく面白かった。