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傷　[現代詩]

傷

ヤケドツキユビケガハレモノ
連続して傷ついたものだから
どしゃ降りのように凹んでしまった
この手にある流れが
どくどくと続くかぎり
はれものは引くであろうが

べこべこに凹んだくぼ地に
小さいさわさわが芽吹いてきた
それは薄い淡い儚いそよ風
ゆっくり育んでいると
ヤケドツキユビケガハレモノ
皮膚のうえでだんだん消えた

べこべこの凹みはとたんに
お腹ペコペコに変わる
いま生きてるあかし

晴れもようのしるし

だいだいねこ.jpg





※エキストラをした映画プリンセストヨトミのDVDを借りて見ると、一瞬ですが５か所くらい映ってたので、家族でワーワー！大変さの中の後の楽しみです。
タグ：凹む 芽吹く 窪地
2011-11-23 10:34  nice!(23)  コメント(0) 
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