2011年06月10日 - 物語詩 過去の形ルルルルル…電話を取ると子どもの頃の自分が受話器の向こうで話しかけていたもしもし…そういえば子どもの時大人の自分と話していた事を思い出した四角い蓋に閉ざされていた過去の形が一気に蘇ったが大事な部分が抜け落ちていた何を話したか覚えていないのだたった今電話を切ったその後でさえも浮かんで消えた過去と現在は繰り返し繰り返され今を作っている地球と記憶は回り樹木が育つ早さでゆっくり熟し消滅したと思っていても大気の周りで廻ってはまた