青い舌 [現代詩]
青い舌
冷たい言葉を発する
青い舌になっていた
舌が染まる
赤い粉ソーダをなめても
それは変わらない
ゆるやかに時間は下り
言葉少なくなっていた
ひきこもりの口のなか
やがてのどがため息をつき
悲鳴を上げた
ワァーッ!と大声で叫ぶ
声をのどの奥から発する
途端にソーダ水のさわやか
すっとした
変わろうと決心すれば
いつだって変れる
若い舌にもなれる
冷たくなった青い言葉を
燃焼するくらい
熱く語る
まずはじめに
真っ白い紙の上で
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