雨の下でお茶 [現代詩]
雨の下でお茶
白くけぶった林に椅子を並べて
テント下のテーブルでお茶
しゃらしゃら雨降る足元には
小さい水たまりが
細長い川になって流れていく
鳥は羽ばたくのが
目で追えるほどゆっくりに見える
木を育てることの半分は雨だ
鳥は濡れるのもお構いなしに飛んでいる
水たまりの川に落ちる
雨しずくは円を上手に描き
店主は
ー雨もいいでしょう
とゆるやかなお茶の時間を
涼しい雨日和にかえた
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