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手品師のハト [現代詩]

手品師のハト

手品師の白ハトが
ヴェランダに降りてきた
迷う白い羽根
従順なしぐさ
細足は指に乗り
手品師の優しい扱いが伝わる

冬間近のある日
消えた手品師を
胸に
さびしくて
天上へいってしまった
白ハト

それなら
私のさびしさも
消してほしかった白ハトオブジェ s.jpg


※その後ハトのオブジェを作り、また羽ばたいていってしまった。
タグ:ハト
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