歩く

いつも一緒にいた鳥さんが
こんなに早く天に昇ると
思ってなかったから
しばしぼう然と立ちつくす

今までなかった日常を
かき回してぐるぐる巡る

心のネガは
いつかことばのポジにして
夜から朝へ反転させる

時間の流れる道に
歩を刻んでいく