2011年07月06日 - 浮遊詩 境界線のあいだしょぼ降る雨の日目の前を黒猫が歩いていた振り向き振り向きついて来いとでもいう仕草町を歩き住宅街を歩き路地裏のさらに狭い細い猫道に来たここを通れと?傘をたたんでも入れやしないふいに猫になった自分の姿が垣根を跳び越えひらりと消えたあの境界線を通ったなら本物の猫になってしまうだろう細かい雨が霧状になりまわりがさらさら消えていく猫になる道もありかな行ってしまった黒猫白い霧状の境界線の辺りをじっと眺める・・・にゃーん