せつない風が吹いている

詩のなかに
せつない風が吹いている

ただ傷み続けるのでなく
そっと光りを置いてゆく
それが詩に残された道

路地裏の片隅に
風が
小さい竜巻を起こし
吹き荒れ消えた



※最近読んだ本:小さいおうち 中島京子 文藝春秋  最終章はからくり箱のよう。      ※2/19はワルトラワラの会に行って来ました。宮澤賢治のような純粋で知的な人々に囲まれ、なんだかじわっと泣けてきました。宇宙で浮いたような感覚。