2010年04月04日 - 浮遊詩 花茶会四角い紅茶缶が飛んでいる満月から降りてきたロープウェイだ月を行き来するウサギたちのために桜の木の下でお茶の支度をする今春の紅茶はさくらんぼ入り月のお餅に添える桜の塩漬けもある茶器は鳥獣戯画の兎模様大切にしている代物だ眠い春にこの日だけは一生懸命起きて楽しみにしているウサギたちの花茶会桜の吹雪が舞い散り地面も桃色に染まる用意がととのったとたんおもちみたいに柔らかなウサギたちが次々に跳ねて来るのが見えたようこそ春の花茶会へ