車窓

まっすぐのびる
線路のはしに
野の花が咲いているねって
いっしょにながめる
席の窓

ガタンゴトン
列車は走り
花も風も時も
瞬く間に過ぎ

まっすぐのびた
線路がにじんで
ふたつに道は分かれてゆく

季節の花が散るように
川が流れてゆくように







※今さっき、熊の神様のお話を読みました。こぐまの話を清書しようと思っていたところに出合いました。頭のうちどころの悪い熊もいれば、はちみつに夢中のクマもいます。世界中のくまたちが、たくさんのいいお話になりますように。