2011年06月16日 - 浮遊詩 中心月が星の弟を連れて光り電信柱が仲間と歌い犬は隣の猫が夜の集会へ誘う何にもない私はあんたたちのお話を書くよ今までの悲しみをしおりみたいに時々はさんで伝書鳩に頼んで世界にばらまくよ話をめいめい持ち寄って世界の中心に集まり花咲く笑い声を束ねる白紙を重ねた日常を想像力でうめると果てしない砂丘も世界の中心ひとりではない※最近読んだ本:山のトムさん 石井桃子 福音館文庫・人質の朗読会 小川洋子 中央公論新社 ・子どもの本の森へ 河合隼雄 長田宏 岩波書店