2010年10月13日 - 現代詩 パピルスの風パピルスの風のごとく過去の風よ古代のさら砂まじる微風よ知っているのだろう海から上がった古生物恐竜絶滅の訳も綿毛の種と胞子を空中に飛ばし繁茂させた熱帯雨林パピルス紙に描いた王の風土記の在りかもすべての逸話はパピルスに記すように風の懐に閉じ込めてあるいつか嵐の夜に吟遊詩人のごとく洞窟で風穴を鳴らしパピルスの風歌を聞かせて