2010年05月19日 - 現代詩 魚の尻尾海を越えた遥か向こう魚の尻尾という名の氷山がある陽光に照らされ清んだ空気の中で泳ぐ尻尾の先が荒々しく地底に潜る様に見え氷山の連なりは波打つ海上氷の泡をはいた魚は一心不乱に潜り底に棲む魚に語り伝える山頂には清んだ天空が広がり束の間の斜陽が山々に反射して氷を溶かし生命の水を満たしていると