2010年03月16日 - 浮遊詩 サラサラらくだこぶのへこみに乗ってゆらゆら砂漠の月をみたい「おやすみあした早いんだ」伝書鳩は言うらくだと暮らす鳩は沢山飛ぶためにこぶと首の間にうずくまりぐっすり羽根を休めるらくだは僕をこぶのへこみに乗せて砂漠の上でほっこりサクサクサラサラ月もゆらゆらついて来たらくだと月と僕はならんで静かな砂語を話す砂はサラサラらくだはほっこり月は明々と照る砂漠の灯台僕は何が出来るだろうか遠くの地平線で砂嵐だかヴァイオリンだか判別がつかない鳴音が聞こえた