2010年10月27日 - 浮遊詩 山の変化雨がやんだ朝黒い山が白い雲を頭にのせてしろくまのふりをしていた巨大なしろくまはふわわんと山から町へひとやけものを見下ろしいたずらっ子がいないか見張っているてらてらと陽が照り返ししろくまの黒い山は見る間に緑成す山腹に変化ひとびとの住むすそ野がまぶしい笑い顔にかがやくしろくまは大きなあくびをのびのび横たえるとふわんと浮上し青いケットにくるまれ高く空へ眠りに行った