熱に浮かされ
宇宙の果てを見にいく
高熱でしか辿り着けない
未知の園を
手繰り寄せるが
行ったきり宙の遊泳なら
身体が風化してゆく

あと少しで手の届く
夢のような
命とひきかえに







※風邪で熱が出たあと詩ができますが、異空間を彷徨うと、マイナスをプラスに変える能天気になるのかも。
※最近読んだ本:カッコウの卵は誰のもの 東野圭吾 光文社