貝殻らせん [物語詩]
貝殻らせん
巻き貝のらせんを
降りてゆくと海
水平線が見える時もあれば
海中に揺らめき
あぶくを吐く魚の日もある
らせんを上ることはない
いつも下へ降り続けて別世界
異次元へゆきたいわけではない
現実から離れようとすれば
そこへ繋がるだけだ
戻るときは目覚めと同じ唐突
ぱちん!とはじけたあぶくが
夢のように消え去り幻となる
いつか
水脈を発見するような
時空を超えた場所へ
たどり着ければ
貝殻らせんの意味を知る
※NHK猫も杓子も。の、ますむらひろしさんは、別空間の流れの中にいるようだった。ヒデヨシ、出て来て!
2019-08-23 23:47
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