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貝殻らせん [物語詩]

イルカ.jpg
貝殻らせん

巻き貝のらせんを
降りてゆくと海
水平線が見える時もあれば
海中に揺らめき
あぶくを吐く魚の日もある

らせんを上ることはない
いつも下へ降り続けて別世界
異次元へゆきたいわけではない
現実から離れようとすれば
そこへ繋がるだけだ

戻るときは目覚めと同じ唐突
ぱちん!とはじけたあぶくが
夢のように消え去り幻となる

いつか
水脈を発見するような
時空を超えた場所へ
たどり着ければ

貝殻らせんの意味を知る




※NHK猫も杓子も。の、ますむらひろしさんは、別空間の流れの中にいるようだった。ヒデヨシ、出て来て!
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