森の灯り [物語詩]
森の灯り
森の中をさまよい
暗くなり始めると
月がこうこうと光り
湿った森の陰で
きのこのランプが
ぽちっとつけられた
ツキアカリダケですね
リス博士が木の上から教えてくれた
お礼にくるみ入りのパンを
木の枝にのせて
ふたりで木の上と下で食べた
あんまり暗くなると
帰れなくなるから
月ときのこのランプを
もう一度ゆっくり愛でると
町の灯りに向かって歩いた
森は夜中も
動植鉱物が育つ博物館
生きた記録がきざまれ
空の下で凛とたたずみ
繋がる世界を仄かに灯す
※最近読んだ本 : ・すべて真夜中の恋人たち 川上未映子 講談社 ・麒麟の翼 東野圭吾 講談社 ・言葉の標本 小川洋子 文藝春秋 ・太陽の黄金の林檎 レイ・ブラッドベリ 早川書房
いきなり軽快な音楽が聞こえておどきました。
兎座さんから出ているんですよね。
by tommy88 (2012-01-07 17:50)
ツキアカリダケ…♪
素敵ですね(-^^-)
by hoshino_sizuku* (2012-01-07 19:55)
tommy88 さま。有難うございます。
by 兎座 (2012-01-09 18:30)
hoshino_sizuku* さま。ありがとうございます。今年もよろしくお願いします。
by 兎座 (2012-01-09 18:31)