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店の名物 [物語詩]

串に刺した太陽.jpg
店の名物

店の名物を買おうとしたが
長蛇の列が続く
諦めてやっぱり列ぶことにした
すると
ひょいひょいと
白い粉をまぶしたような
おじさんがやってきて
座席ですかと聞く
―持って帰ります
なら二号店が早いと打ち明けてくれた
諦めて列ぶつもりが
あっさりと名物を手に入れた

雪が降ってきて
白いおじさんはもういない
サンタの早変わりであったか

家に帰って
美味しい名物にかぶりつきながら
十二月になれば
赤いおじさんがいるだろうかと思う

ごちそうさま





※神戸の白いおじさんは、実在します。南京街です。                             ※写真は、太陽が串団子みたいで珍しくて撮りました。滋賀永源寺の紅葉を見に行く途中の光景。永源寺紅葉.jpg
タグ:長蛇の列
nice!(21)  コメント(2) 
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コメント 2

orange

鮮やかな紅葉風景ですね^^
by orange (2011-11-29 23:37) 

ゆきねこ

ワタシもその名物にかぶりつきたい!
by ゆきねこ (2011-12-03 14:07) 

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