砂丘時計 [現代詩]
砂丘時計
砂時計砂丘時計砂漠時計
果てのない時計のように
サラサラサラと時の砂が流れる
落ちていった砂粒は
ほっとして眠りにつき
昨夜見た星の流れの夢を見る
催眠に使うコインより
砂丘時計が
長い眠りに満ち
砂の惑星を抱えたまま
月の砂漠とラクダの旅を
うとうと綴る
ガラスの中の醒めない夢想
サラサラサラ…
※最近読んだ本:図書館戦争 有川浩 角川文庫 ・きことわ 朝吹真理子 新潮社 ・PK 伊坂幸太郎 講談社 ・おかえり5年ぶりの生協の白石さん 白石昌則 ポプラ社 ・秘密のスイーツ 林真理子 ポプラ社
砂時計の透き通った砂が、硝子のくびれの間をすり抜けて落下してゆくのを眺めていると、何だか懐かしい。アリババに出てくるモルジアナの踊り。
by アヨアン・イゴカー (2011-05-29 22:30)
アヨアン・イゴカー さま。最近見かけない砂時計。砂丘を旅して探しに行こうと思っています。
by 兎座 (2011-06-01 18:52)