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バーバー [現代詩]

散髪屋s.jpg
バーバー

バーバー
床屋さん
散髪屋

バーバーはその昔
外科医と兼業だったと聞く

そんなことは知らない
子供時代は
決まりきった坊ちゃん刈りに
おかっぱ頭
帰りはまるい缶に入った
アメちゃんをもらってバーバーs.jpg床屋s.jpg

振り返ると床屋の看板
赤白青のあめん棒
永遠に巻かれた帯を
飽きずにながめていると
子供時代がいつまでも
続いている錯覚におちいる

赤白青がぐるぐるまわって
過去も未来も今のままで


タグ:バーバー
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コメント 3

NO NAME

なんかいいなぁと思いました。余韻が残って、遠い子供時代の永遠性に思いを馳せてみました。
by NO NAME (2010-02-25 09:42) 

兎座

遠い子供時代の永遠性、詩的な言葉ですね。
by 兎座 (2010-02-27 16:28) 

アヨアン・イゴカー

床屋さんのあの看板は、そりゃぁもう、芸術作品ですね。
by アヨアン・イゴカー (2010-02-28 12:56) 

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